【2023年2月最新版】21社から選んだおすすめの電力会社はここだ！

節約術

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2021.08.032023.11.30

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目次

1. はじめに
2. あなたの電気代はいくら？
3. 電気代ってどうやって決まるの？
4. 電気代を安くするにはどうしたら良いの？
5. おすすめの電力会社はここだ！
6. 電気・ガス価格激変緩和対策事業
7. よくある質問
8. 余談

はじめに

『新電力に変えたいけど、会社もプランもいっぱいあって、どこが一番良いのか分からない』そんなあなたへ、21社から選んだおすすめの電力会社を紹介します。

この記事でわかること

✅電気代のいろは
✅新電力会社の料金プラン
✅おすすめの電力会社と節約効果

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あなたの電気代はいくら？

政府統計ポータルサイト^※の2022年家計調査『１世帯当たり１か月間の収入と支出』によると、電気代は以下の通りです。

世帯人数	1人	2人	3人	4人	5人	6人〜
月間平均電気代	6,808円	11,307円	13,157円	13,948円	15,474円	17,869円
年間平均電気代	81,696円	135,684円	157,884円	167,376円	185,688円	214,428円

ご自分の電気代と比べていかがでしょうか？

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電気代ってどうやって決まるの？

まず電気代の計算方法は下図の通りですが、電気代＝｛『基本料金』＋『電力量料金単価』±『燃料費調整単価』＋『再エネ賦課金単価』｝×使用量になります。

まず、東京電力の『基本料金』です。

基本料金は契約アンペアで決まり、大きくなるほど高くなっています

契約アンペア	10A	15A	20A	30A	40A	50A	60A
基本料金	295.24円	442.86円	590.48円	885.72円	1,180.96円	1,476.20円	1,771.44円

つぎに、東京電力の従量電灯Bの『電力量料金単価』です。

電気を使えば使うほど単価が高くなっています

使用量	～120kWh	120kWh～300kWh	300kWh～
電力量料金単価 (～2023年5月)	19.88円	26.48円	30.57円
電力量料金単価 (2023年11月現在)	30.00円	36.60円	40.69円

つぎに、東京電力の『燃料費調整単価』です。

原油、LNG(液化天然ガス)、石炭の燃料価格(平均燃料価格)の変動により、毎月自動的に決まる単価

下図の通り、2022年1月までマイナス単価でしたが、ロシアのウクライナ侵攻の2022年2月から急速に上がっていき、2023年1月の燃料費調整単価は5.13円/kWhです。

ちなみに、燃料費調整単価は以下の計算式で算出できます。

燃料費調整単価＝平均燃料価格ー基準燃料価格×基準単価÷1000

例えば、2023年1月の燃料費調整単価を求めると、
・平均燃料価格（2022年7～9月）：100,200円/kl
・基準燃料価格：44,200円/kl
・基準単価：0.232円/kWh
燃料費調整単価＝100,200ー44,200×0.232÷1000=12.99円/kWhとなります。

え？さっき1月は5.13円/kWhって言ってたじゃない。

そうなんです。大手電力会社は平均燃料価格に上限を設けており、これによって5.13円/kWhで抑えられているんです。平均燃料価格の上限を基準燃料価格の1.5倍までとしており、東京電力の場合、現時点は66,300円が上限になります。

よって、実際の2023年1月の燃料費調整単価は、
・平均燃料価格：66,300円/kl(44,200円/kl×1.5)
・基準燃料価格：44,200円/kl
・基準単価：0.232円/kWh
燃料費調整単価＝66,300ー44,200×0.232÷1000=5.13円/kWhとなります。

なーんだ。なら安心ね。

それがそうも言ってられないんです。2023年6月から燃料費調整単価の上限が上がります。

2023年6月から燃料費調整単価上限は、
・上限燃料価格：141,300円/kl（94,200円/kl×1.5）
・基準燃料価格：94,200円/kl
・基準単価：0.183円/kWh
燃料費調整単価＝141,300ー94,200×0.183÷1000=8.62円/kWhとなります。

ちなみに、自由プラン(スタンダード、夜トク、スマートライフ等)は燃料費調整単価の上限が無い為、影響をリニアに受けていると思います。

燃料費調整単価が青天井なのは怖いわね。

ですね。なので、電気代の急騰に対して政府が2023年1月から9月まで7円/kWhの電気代値引き（電気価格激変緩和事業）を実施します。これについては後で説明しますのでご参考ください。今回は、燃料費調整単価も考慮しておすすめ電力会社を調査しました。

ちなみに、ご自分の契約アンペア(基本料金)や電力量料金、燃料費調整単価は『電気ご使用量のお知らせ』から確認できますので、これを機にぜひご確認ください。

電気代を安くするにはどうしたら良いの？

これまでの家庭の電気は、各地域の電力会社（東京電力等）だけが販売しており、消費者は電気をどの会社から買うか選ぶことはできなかった＝電力会社の言い値で買うしかなかったのです。

ただ、2016年4月以降は電気の小売業への参入が自由化されたことで活発な競争が行われ、消費者が安価な電力会社を自由に選択できるようになりました。

電気代を安くするには電気代が安い会社に切り替えれば良いだけです。

でも、どこが1番良いのかしら？

たくさんあり過ぎて悩みますよね。次の見出しでおすすめをご紹介します。

おすすめの電力会社はここだ！

結論は以下の通りです。

結論

✅1人世帯：東京電力
公式ホームページはこちら
✅2～3人世帯：ミツウロコでんき(年間節約効果39,348～40,860円)
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✅4人以上世帯：自然でんき(年間節約効果38,460～43,620円)
公式ホームページはこちら

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根拠についてはこれから示します。まず、下表は世帯人数別の月間電力使用量です。ご自分の月間電力使用量と比較して、近い数字を覚えておいてください。

※東京電力の『電気・ガス料金プラン試算』から試算
https://enechange.jp/try/input?o=kurashi_tepco

次に、東京電力と同じように基本料金と従量制をとっている新電力会社の料金プランをまとめてみました。

※2023年2月1日時点で新規申込み停止中

電力会社	30A	40A	50A	60A	1～120kWh	121～300kWh	301kWh～	燃料費調整単価(1月)	その他調整費(1月)
東京電力 (従量電灯B)	858円	1,144円	1,430円	1,716円	19.88円	26.48円	30.57円	5.13円/kWh	ー
そらエネでんき※	550円	770円	990円	1,210円	29.5円	←	←	ー	26.17円/kWh (調達費調整単価)
シン・エナジー※	768.34円	1024.45円	1,280.56円	1,536.68円	19.67円	24.78円	27.71円	12.99円/kWh	ー
オクトパスエナジー	28.2円/日	37.6円/日	47.0円/日	56.4円/日	19.68円	25.16円	27.36円	12.99円/kWh	ー
HISでんき※	840.84円	1086.8円	1358.5円	1630.2円	30A:19.48円 40A以上:18.89円	30A:25.95円 40A以上:25.16円	30A:29.96円 40A以上:29.04円	12.99円/kWh	5.84円/kWh (電源調達調整単価)
HTBエナジー	550円	550円	550円	550円	28.6円	←	←	12.99円/kWh	5.84円/kWh (電源調達調整単価)
ミツウロコでんき	858円	1,144円	1,430円	1,716円	21.83円	23.05円	25.71円	12.99円/kWh	ー
idemitsuでんき	858円	1,144円	1,430円	1,716円	19.88円	24.44円	26.18円	12.99円/kWh	ー
ENEOSでんき	858円	1,144円	1,430円	1,716円	19.88円	24.54円	26.22円	12.99円/kWh	ー
CDエナジーダイレクト	802.98円	1070.64円	1338.3円	1605.96円	19.78円	25.47円	26.38円	12.99円/kWh	ー
東京ガス	858円	1,144円	1,430円	1,716円	19.78円	25.29円	27.36円	12.99円/kWh	ー

何のこっちゃ分からないですよね。なので各社の電気代を計算してランキングにしてみました。

※2023年2月1日時点で新規申込み停止中

	1人/30A/212kWh	2人/30A/341kWh	3人/40A/383kWh	4人/50A/399kWh	5人/60A/415kWh	6人～/60A/529kWh
1位	東京電力 6,767円	ミツウロコでんき 13,110円	ミツウロコでんき 15,021円	ミツウロコでんき 15,926円	ミツウロコでんき 16,832円	ミツウロコでんき 21,243円
2位	シン・エナジー※ 8,162円	idemitsuでんき 13,145円	idemitsuでんき 15,076円	idemitsuでんき 15,989円	idemitsuでんき 16,902円	idemitsuでんき 21,367円
3位	idemitsuでんき 8,245円	シン・エナジー※ 13,154円	ENEOSでんき 15,098円	ENEOSでんき 16,011円	ENEOSでんき 16,924円	ENEOSでんき 21,394円
4位	ENEOSでんき 8,245円	ENEOSでんき 13,165円	シン・エナジー※ 15,120円	シン・エナジー※ 16,027円	シン・エナジー※ 16,934円	CDエナジーダイレクト 21,476円
5位	CDエナジーダイレクト 8,273円	CDエナジーダイレクト 13,272円	CDエナジーダイレクト 15,193円	CDエナジーダイレクト 16,091円	CDエナジーダイレクト 16,988円	シン・エナジー※ 21,574円
6位	オクトパスエナジー 8,278円	オクトパスエナジー 13,299円	オクトパスエナジー 15,280円	オクトパスエナジー 16,211円	オクトパスエナジー 17,143円	オクトパスエナジー 21,743円
7位	東京ガス 8,312円	東京ガス 13,335円	東京ガス 15,315円	東京ガス 16,247円	東京ガス 17,179円	東京ガス 21,778円
8位	ミツウロコでんき 8,352円	HISでんき※ 15,498円	HISでんき※ 10,292円	HISでんき※ 11,029円	HISでんき※ 11,765円	東京電力 24,084円
9位	HISでんき※ 9,557円	東京電力 16,515円	東京電力 18,300円	東京電力 19,157円	東京電力 20,015円	HISでんき※ 25,037円
10位	HTBエナジー 10,605円	HTBエナジー 16,723円	HTBエナジー 18,715円	HTBエナジー 19,474円	HTBエナジー 20,233円	HTBエナジー 25,640円
10位	そらエネでんき※ 12,352円	そらエネでんき※ 19,533円	そらエネでんき※ 22,091円	そらエネでんき※ 23,202円	そらエネでんき※ 24,313円	そらエネでんき※ 30,659円

2023年2月1日時点、新規申込み可能な電力会社における最安値は、1人世帯『東京電力(従量電灯B)』、2人世帯以上『ミツウロコでんき』となりました。

さらに『東京電力(従量電灯B)』と『ミツウロコでんき』の月間節約効果について確認しました。

今度は、基本料金0円で定額制をとっている新電力会社の料金プランをまとめてみました。こちらのプランは分かりやすいので、そのままランキングにしてみました。

※2023年2月1日時点で新規申込み停止中

電力会社

基本料金

1～400kWh

401kWh～

燃料費調整単価(1月)

その他調整費(1月)

1人/30A/212kWh

2人/30A/341kWh

3人/40A/383kWh

4人/50A/399kWh

5人/60A/415kWh

6人～/60A/529kWh

1位

ピタでん※

0円

25.71円

←

5.13円/kWh

ー

6,538円

10,516円

11,811円

12,305円

12,798円

16,314円

2位

エコスタイルでんき※

0円

26.20円

←

5.13円/kWh

ー

6,641円

10,683円

11,999円

12,500円

13,001円

16,573円

3位

どこよりも電気※

0円

26.30円

←

5.13円/kWh

ー

6,663円

10,717円

12,037円

12,540円

13,043円

16,626円

4位

親指でんき※

0円

28.40円

←

5.13円/kWh

ー

7,108円

11,433円

12,841円

13,378円

13,914円

17,737円

5位

自然でんき

0円

26.48円

←

12.99円/kWh

ー

8,367円

13,459円

15,117円

15,748円

16,380円

20,879円

6位

Japan電力

0円

27.00円

26.00円

12.99円/kWh

ー

8,477円

13,636円

15,316円

15,956円

16,580円

21,025円

7位

サステナブルでんき

0円

27.90円

←

12.99円/kWh

ー

8,668円

13,943円

15,660円

16,315円

16,969円

21,630円

8位

アストでんき※

0円

28.80円

←

12.99円/kWh

ー

8,859円

14,250円

16,005円

16,674円

17,342円

22,106円

9位

楽天でんき※

0円

29.45円

←

ー

14.43円/kWh (市場価格調整単価)

9,302円

14,963円

16,806円

17,508円

18,210円

23,212円

10位

ONEでんき

0円

28.80円

←

12.99円/kWh

9.384円/kWh (追加調整単価)

10,848円

17,450円

19,599円

20,418円

21,237円

27,071円

2023年2月1日時点、新規申込み可能な電力会社における最安値は、全ての世帯人数で『自然でんき』となりました。　　

さらに『自然でんき』の月間節約効果を確認しました。

結局のところ『東京電力』、『ミツウロコでんき』、『自然でんき』のどこが1番お得なのかしら？

そう言われると思ったので、3社で月間節約効果を比較してみました。

2023年2月1日時点、1人世帯『東京電力(従量電灯B)』、2～3人世帯『ミツウロコでんき』、4人以上世帯は『自然でんき』が最もお得という結果になりました。

結論

✅1人世帯：東京電力
公式ホームページはこちら
✅2～3人世帯：ミツウロコでんき(年間節約効果39,348～40,860円)
公式ホームページはこちら
✅4人以上世帯：自然でんき(年間節約効果38,460～43,620円)
公式ホームページはこちら

↓電力会社比較で無料診断もおすすめ↓

今回は、あくまで全国平均に対する節約効果なので、世帯人数が少なくても、使用電力が多い方は更に節約効果が高くなります。また、本記事は関東圏を中心に書いておりますので、ご自分のお住いではどこがお得なのか、電力会社比較サイトで無料診断するのも良いと思います。

電気・ガス価格激変緩和対策事業

経済産業省から公表されていますが、1月から電気料金や都市ガス料金の負担軽減策が始まっています。

7円/kWhも値引きしてくれるのはありがたいわね。いつからいつまでなのかしら？

値引きは2023年1月～9月使用分（10月検針分）までのようです。

私の契約事業者は値引き対象になるのかしら？

経済産業省資源エネルギー庁のホームページから値引きされる事業者を検索できます。ちなみにに、『東京電力』、『ミツウロコでんき』、『自然でんき』は値引き対象事業者になっています。

よくある質問

✅電力会社の切り替えに必要なものは？
『供給地点特定番号』と『お客様番号』が必要。『電気ご使用量のお知らせ』や現在契約している電力会社の『マイページ』などから事前に準備しておいてください。

✅アパートやマンションに住んでいても切り替えできるの？
できます。アパート、マンションに住んでいる方も電力会社と個人で契約している方は大家さんの許可なく自由に切り替えが可能です。

個人で契約しているかどうかの確認は、下図のような『電気ご使用量のお知らせ』の宛名がご自分の名前になっていればOKです。

余談

今回の新電力への切り替えによって月2,000円支出が減ったとすると、年間2.4万円使えるお金が増えます。特に何か頑張るわけでもないのにお金が増えるのは嬉しいですよね。

貯金に回すのも良いでしょう。30年経てば72万円です。

ただ、30年も続けたらせめて100万くらいは超えて欲しいですよね。

もし、これを貯金ではなく資産運用に回したらどうなるでしょうか？
金融庁のホームページにある資産運用シミュレーションを使って試算してみました。そうすると、30年後には166.5万円になるそうです。

たった2,000円、資産運用に回すだけでこれだけの利益を得る可能性があります。
老後は年金が貰えるかどうかも分かりません。貰えてもギリギリの生活になるかもしれません。

将来のために資産運用を始めてみませんか？

政府が導入している資産運用の制度で”つみたてNISA”というものがあります。

資産運用をこれから始めたい初心者の方向けにつみたてNISAの始め方マニュアルを記事にしています。
お勧めの投資先についても載せていますので、ご興味があればぜひご参考ください。

【完全版】初心者用つみたてNISAの始め方マニュアル

初心者用につみたてNISAの始め方を丁寧に解説したマニュアルを作成しました。 これを見れば、誰でも簡単につみたてNISAを開始できます。

komorin329.com

2021.08.02

最後まで見てくださり、ありがとうございました。
節約術第2弾を楽しみにして頂ければ嬉しいです。