【2023年2月最新版】21社から選んだおすすめの電力会社はここだ!
2021.08.03
はじめに
『新電力に変えたいけど、会社もプランもいっぱいあって、どこが一番良いのか分からない』そんなあなたへ、21社から選んだおすすめの電力会社を紹介します。
この記事でわかること
✅電気代のいろは
✅新電力会社の料金プラン
✅おすすめの電力会社と節約効果
あなたの電気代はいくら?
政府統計ポータルサイト※の2022年家計調査『1世帯当たり1か月間の収入と支出』によると、電気代は以下の通りです。
電気代ってどうやって決まるの?
まず電気代の計算方法は下図の通りですが、電気代={『基本料金』+『電力量料金単価』±『燃料費調整単価』+『再エネ賦課金単価』}×使用量になります。
基本料金は契約アンペアで決まり、大きくなるほど高くなっています
つぎに、東京電力の従量電灯Bの『電力量料金単価』です。
電気を使えば使うほど単価が高くなっています
原油、LNG(液化天然ガス)、石炭の燃料価格(平均燃料価格)の変動により、毎月自動的に決まる単価
下図の通り、2022年1月までマイナス単価でしたが、ロシアのウクライナ侵攻の2022年2月から急速に上がっていき、2023年1月の燃料費調整単価は5.13円/kWhです。
ちなみに、燃料費調整単価は以下の計算式で算出できます。
燃料費調整単価=平均燃料価格ー基準燃料価格×基準単価÷1000
例えば、2023年1月の燃料費調整単価を求めると、
・平均燃料価格(2022年7~9月):100,200円/kl
・基準燃料価格:44,200円/kl
・基準単価:0.232円/kWh
燃料費調整単価=100,200ー44,200×0.232÷1000=12.99円/kWhとなります。
え?さっき1月は5.13円/kWhって言ってたじゃない。
そうなんです。大手電力会社は平均燃料価格に上限を設けており、これによって5.13円/kWhで抑えられているんです。平均燃料価格の上限を基準燃料価格の1.5倍までとしており、東京電力の場合、現時点は66,300円が上限になります。
よって、実際の2023年1月の燃料費調整単価は、
・平均燃料価格:66,300円/kl(44,200円/kl×1.5)
・基準燃料価格:44,200円/kl
・基準単価:0.232円/kWh
燃料費調整単価=66,300ー44,200×0.232÷1000=5.13円/kWhとなります。
それがそうも言ってられないんです。2023年6月から燃料費調整単価の上限が上がります。
2023年6月から燃料費調整単価上限は、
・上限燃料価格:141,300円/kl(94,200円/kl×1.5)
・基準燃料価格:94,200円/kl
・基準単価:0.183円/kWh
燃料費調整単価=141,300ー94,200×0.183÷1000=8.62円/kWhとなります。
ちなみに、自由プラン(スタンダード、夜トク、スマートライフ等)は燃料費調整単価の上限が無い為、影響をリニアに受けていると思います。
ですね。なので、電気代の急騰に対して政府が2023年1月から9月まで7円/kWhの電気代値引き(電気価格激変緩和事業)を実施します。これについては後で説明しますのでご参考ください。今回は、燃料費調整単価も考慮しておすすめ電力会社を調査しました。
ちなみに、ご自分の契約アンペア(基本料金)や電力量料金、燃料費調整単価は『電気ご使用量のお知らせ』から確認できますので、これを機にぜひご確認ください。
電気代を安くするにはどうしたら良いの?
これまでの家庭の電気は、各地域の電力会社(東京電力等)だけが販売しており、消費者は電気をどの会社から買うか選ぶことはできなかった=電力会社の言い値で買うしかなかったのです。
ただ、2016年4月以降は電気の小売業への参入が自由化されたことで活発な競争が行われ、消費者が安価な電力会社を自由に選択できるようになりました。
電気代を安くするには電気代が安い会社に切り替えれば良いだけです。
たくさんあり過ぎて悩みますよね。次の見出しでおすすめをご紹介します。
おすすめの電力会社はここだ!
根拠についてはこれから示します。まず、下表は世帯人数別の月間電力使用量です。ご自分の月間電力使用量と比較して、近い数字を覚えておいてください。
※東京電力の『電気・ガス料金プラン試算』から試算
https://enechange.jp/try/input?o=kurashi_tepco
次に、東京電力と同じように基本料金と従量制をとっている新電力会社の料金プランをまとめてみました。
※2023年2月1日時点で新規申込み停止中
何のこっちゃ分からないですよね。なので各社の電気代を計算してランキングにしてみました。
※2023年2月1日時点で新規申込み停止中
2023年2月1日時点、新規申込み可能な電力会社における最安値は、1人世帯『東京電力(従量電灯B)』、2人世帯以上『ミツウロコでんき』となりました。
さらに『東京電力(従量電灯B)』と『ミツウロコでんき』の月間節約効果について確認しました。
今度は、基本料金0円で定額制をとっている新電力会社の料金プランをまとめてみました。こちらのプランは分かりやすいので、そのままランキングにしてみました。
※2023年2月1日時点で新規申込み停止中
2023年2月1日時点、新規申込み可能な電力会社における最安値は、全ての世帯人数で『自然でんき』となりました。
さらに『自然でんき』の月間節約効果を確認しました。
結局のところ『東京電力』、『ミツウロコでんき』、『自然でんき』のどこが1番お得なのかしら?
そう言われると思ったので、3社で月間節約効果を比較してみました。
2023年2月1日時点、1人世帯『東京電力(従量電灯B)』、2~3人世帯『ミツウロコでんき』、4人以上世帯は『自然でんき』が最もお得という結果になりました。
今回は、あくまで全国平均に対する節約効果なので、世帯人数が少なくても、使用電力が多い方は更に節約効果が高くなります。また、本記事は関東圏を中心に書いておりますので、ご自分のお住いではどこがお得なのか、電力会社比較サイトで無料診断するのも良いと思います。
電気・ガス価格激変緩和対策事業
経済産業省から公表されていますが、1月から電気料金や都市ガス料金の負担軽減策が始まっています。
7円/kWhも値引きしてくれるのはありがたいわね。いつからいつまでなのかしら?
値引きは2023年1月~9月使用分(10月検針分)までのようです。
経済産業省資源エネルギー庁のホームページから値引きされる事業者を検索できます。ちなみにに、『東京電力』、『ミツウロコでんき』、『自然でんき』は値引き対象事業者になっています。
※経済産業省資源エネルギー庁ポータルサイト
よくある質問
✅電力会社の切り替えに必要なものは?
『供給地点特定番号』と『お客様番号』が必要。『電気ご使用量のお知らせ』や現在契約している電力会社の『マイページ』などから事前に準備しておいてください。
✅アパートやマンションに住んでいても切り替えできるの?
できます。アパート、マンションに住んでいる方も電力会社と個人で契約している方は大家さんの許可なく自由に切り替えが可能です。
個人で契約しているかどうかの確認は、下図のような『電気ご使用量のお知らせ』の宛名がご自分の名前になっていればOKです。
余談
今回の新電力への切り替えによって月2,000円支出が減ったとすると、年間2.4万円使えるお金が増えます。特に何か頑張るわけでもないのにお金が増えるのは嬉しいですよね。
貯金に回すのも良いでしょう。30年経てば72万円です。
ただ、30年も続けたらせめて100万くらいは超えて欲しいですよね。
もし、これを貯金ではなく資産運用に回したらどうなるでしょうか?
金融庁のホームページにある資産運用シミュレーションを使って試算してみました。そうすると、30年後には166.5万円になるそうです。
金融庁ホームページ
たった2,000円、資産運用に回すだけでこれだけの利益を得る可能性があります。
老後は年金が貰えるかどうかも分かりません。貰えてもギリギリの生活になるかもしれません。
将来のために資産運用を始めてみませんか?
政府が導入している資産運用の制度で”つみたてNISA”というものがあります。
資産運用をこれから始めたい初心者の方向けにつみたてNISAの始め方マニュアルを記事にしています。
お勧めの投資先についても載せていますので、ご興味があればぜひご参考ください。
最後まで見てくださり、ありがとうございました。
節約術第2弾を楽しみにして頂ければ嬉しいです。
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